子育てと仕事の両立がしんどくなる瞬間
ワーママにとって、子どもの体調不良ほど心がざわつく出来事はありません。
「また仕事を休まなきゃ」「職場に迷惑をかけるかも」
そのような思いが頭をよぎると、気持ちが重くなります。
「子どもの体調が悪いのに、仕事のことを気にしてしまう自分が嫌になる」
「職場の人は理解してくれているけど、本当は不満に思われているのでは?」
「休めないときは、病児保育や祖父母に頼るけど、やっぱり罪悪感がある」
このように、働くママは 「仕事を休むこと」 も 「休めないこと」 も、どちらも罪悪感を抱えがちです。
しかし、本当にそこまで自分を責める必要があるのでしょうか。
仕事を休むこと=迷惑をかけること、なのか
確かに、仕事を休むと周囲に負担がかかることもあります。
しかし、 「お互い様」 という考え方も大切です。
子どもを育てることは、ママだけの責任ではなく、社会全体で支えるべきこと。
自分が休むことで誰かがカバーしてくれることがあるように、逆に誰かが困ったときには自分がサポートする、
そんな持ちつ持たれつの関係を意識すると、少し気持ちが楽になります。
また、「申し訳ない」という気持ちを持つのは悪いことではありませんが、それが過度にストレスになりすぎると、
仕事にも家庭にも悪影響が出てしまいます。
「できる範囲でカバーし合えばいい」と考えることが、自分を追い詰めないコツです。
仕事を優先するのは悪いこと?
一方、「仕事を優先してしまった」と自分を責めるママもいます。
しかし、「働くこと=家族を支えること」です。
仕事をすることで家計を支え、子どもの未来を守っているのだから、
「仕事を休めなかった=冷たいママ」では決してありません。
また、子どもが「ママが頑張っている姿」を見ることで、
「仕事って大切なんだ」「ママはこんな風に頑張っているんだ」と、学ぶこともたくさんあります。
だから、「仕事を休めなかった自分」を責めるのではなく、
「子どもが少しでも安心できるように、帰宅後にしっかり寄り添おう」と考えれば、気持ちが少し軽くなります。
気持ちを軽くするための考え方
「仕事も育児も大切」どちらかを選ぶ必要はない
「仕事か育児か」ではなく、「どちらも大切だからこそバランスを取ることが大事」と考えると、
少し心が軽くなります。
仕事を休むのは、決して悪いことではありません。
心の中では「親が子どものそばにいるのは当然」と考え、休む勇気を持ちましょう。
しかし、「親が子どものそばにいるのは当然」と強く思いすぎて、
休んで当然でしょという態度を露骨に、態度に表してはいけません。
そのような態度を不快に思う人がいるということも忘れずにいてほしいのです。
迷惑をかけているかかけていないかと言われたら迷惑はかけているのですから。
「助けてもらうこと」=「家族を大切にすること」
病児保育や祖父母に頼ることも、子どもにとっては大切な経験です。
ママ以外の人と関わる時間が、子どもの成長にとってプラスになることもあります。
自分を責めすぎないでほしい
「子どもの体調不良」と「仕事」、どちらも大切だからこそ、心が揺れるのは当たり前です。
しかし、どんな選択をしても、ママは一生懸命子どものことを考えています。
それだけで十分素晴らしいです。
だからこそ、自分を責めすぎず、できることを精一杯やる。
ママだって人間です。全部完璧にするのは不可能です。
自分に優しくしてあげてください。
ではまた別の記事でお会いしましょう。