妊娠し、無事に元気な赤ちゃんを出産できることは当たり前ではない
少し前になりますけど、タレントの南明奈さんが、死産されたことを報告されてました。
妊娠7ヶ月くらいとのことだったようですが、辛かっただろうなと思われます。
妊活中かつ、同年代である私はなんともいえない気持ちになりました。
私は妊娠したことがないので、流産、死産された夫婦の気持ちを完全に理解できるわけではありません。
個人的なことをどうこう言う立場でもないし、そのつもりはありません。
しかし、この話題を見て、
「妊娠し、無事に元気な赤ちゃんを出産できることは当たり前ではないんだ」ということを強く認識しました。
私はそもそも多嚢胞性卵巣症候群と診断され、排卵自体を薬で促さなければならない状態です。
つまり、自然妊娠がしにくいので、結婚して子どもを持つという「普通」になるには道のりがあるなと日々感じています。
仮に妊娠できたとしても、10ヶ月ほど自分のお腹に新しい命を留めておくことも大変だろうなと想像します。
栄養の確保、ストレス軽減、母体が病気にならないように、仕事とのバランスなど、気を使うことも増えるでしょう。
それでいて流産や、死産は一度宿した命がなくなるということ、その悲しみを想像するとなんとも言えない気持ちになります。
そして医療が発達した今でも、妊娠すること出産することの母体や胎児のリスクは少なからずあるのです。
総合的に考えると、世の中のお母さんは本当に尊敬に値すると思うです。これらを乗り越えたのですから。
それでいて、出産はゴールではなくて、子育てのスタート。私としては、本当にパワフルとしか言いようがない。
子育て真っ最中で大変な思いをされている方も多いと思いますが、誇りを持つことなのです。
子どもを持つことに対する価値観は人それぞれ
しかし同時に、妊活していて子どもがなかなかできない私が、子どもをもつ、お父さん、お母さん方へ思うのは、
「妊娠、出産するのはいいことだ、子育ての一人や二人はしないと」という価値観を押し付けることはしないでほしいということです。
いろんな立場、価値観の人がいます、子どもを望んでいない人、私みたいに望んでいるけど、できない人が世の中には一定数いることがいるということです。
子どもはまだなの?とか、子育てはいいもんだよ~ということは話すきっかけとなりやすいのですが、よほど仲の良い間柄でない限り、言われてほしくないと思うことがあります。
家族にですら言われたくないということもありえます。
私が、上記のように他人から言われたことがあり、傷ついたことがあるからなんです。
妊娠し、無事に出産し、成人までその子どもを無事育て上げることは、努力のたまものでもありますし、いつでもキセキなことなんです。
私も運に恵まれ、妊娠、出産し、子育てする経験をできたら、こういうことは言わないようにと、自分へ戒めたいと思います。